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井戸沢

2005年6月18、19 奥秩父 大洞川井戸沢→惣小屋沢芋ノ窪下降

メンバー:moto.pさん
装備:ザイル9mm×45m
参考ガイド:東京周辺の沢すうじいさんの惣小屋沢記録
写真ページはこちら

2週立て続けに沢に入ったので、今週はお休みか。。。と思ってたがmoto.pさんから「天気まずまずなのでどう?」とお声がかかり
井戸沢に行く事になった。通常、車でアプローチの場合、狼平まで稜線を歩き狼谷を下ると言うカッタルイ下降ルートで戻るが、
井戸沢奥新左衛門窪を東仙波に向け詰め、すぐ隣の惣小屋沢芋ノ窪で下降するというユニークなルートでの計画となった。

前夜移動(アプローチ:CR-X)
18:40自宅発→(R4、R50)20:17太田通過→20:55花園IC通過→22:00荒川村道の駅着

奥秩父の沢に行く時は、いつもこの道。ガソリンは花園IC手前R140号が一番安い表示が出ていた。
20:00前に太田を通過できればR407号沿いにICIスポーツがあるので、便利かも。。。
 荒川村道の駅は携帯が使えるので、今回の待ち合わせもここを利用。

初日(曇り時々晴れ)
5:40荒川村道の駅発→6:30大洞林道終点ゲート着
6:55ゲート発→7:50井戸沢/惣小屋沢出合→10:40栂ノ沢出合→11:10椹谷出合
→12:00前新左衛門窪出合→13:15奥新左衛門窪手前着(幕営)

moto.pさんと車2台で大洞林道に向かう。大洞林道はところどころ崖が崩壊した所あるが
基本的にゲートまで舗装されており、通常の車でも問題なく通れる。
ゲート手前には車10台ほど駐車できるスペースあり。首輪を付けたやせ細った犬がいて
非情に可哀想だったが、どうしようも無い。。。準備を整え歩き出す。犬は付いてくるが振り切った。。。

 林道を30分弱歩くと左に降りて行く道が現れそこを下ると井戸沢/惣小屋沢出合手前堰堤の下に出る。
 井戸沢に入ると鬱蒼と木々が茂るなか薄暗雰囲気。ところどころに出てくるゴルジュは腰まで水に浸かれば
高巻き無しですべて突破できる。

"奥深さ"が特徴の井戸沢ということだろうが、様相に変化があまり無いので単調な感じ。。。
ちょっと難しそうなゴルジュにくると「ここがキンチジミ?」と二人で確認しあうが、難なく突破。
 なかなかキンチジミらしいのが現れないので「ここ井戸沢じゃなかったりして!」
なんていいながら進むと、釣りをしているオヤジを発見。そーっと脇を進むとどうもここがキンチジミらしい。

ゴルジュ入口の8m滝は左右直登は無理。少し引き返して定石通り右岸の高巻きに入る。ガイドには8m滝
上に出たら懸垂下降するらしいが、全部巻いてしまった。
 栂ノ沢出合先のゴルジュで右壁にシュリンゲ多数残置されているのを発見。今回は沢を下降するので、
「残置用!残置用!」と言って3本ほど回収する。
魚影はこの辺りから見えてきた。が、型は小さい。日も差してくると沢も美しいが、ゴーロ帯、小さいゴルジュ、
ゴーロ帯、小さいゴルジュ。。。の繰り返し。鬱蒼とした様相も変化無く。「今ひとつ飽きますなぁ…」とのたまう。。。

 前新左衛門窪出合を過ぎ。スダレ状4m、2条6m滝を終了して、奥新左衛門窪出合手前でまだ1時過ぎ
だが、終了する。前新左衛門窪から奥新左衛門窪の間は数箇所良いテン場がある。
奥新左衛門窪の出合にもテン場有り。
 梅雨時で暗い沢なので湿った薪しかなかったが、上手く着火。釣りをやる事も無く、まだ3時だよ!、
まだ4時だよ!とのーんびり過ごす。
 この日はタープ+±0度の寝袋とシュラフカバー、沢シャツ+保温シャツ+カッパで暖かく眠れた。
 

二日目(晴れのち曇り)
5:50テン場発→6:05奥新左衛門窪出合→9:05稜線→9:15東仙波山頂、
9:35芋ノ窪へ下降開始→10:43惣小屋沢出合→11:05焼小屋沢出合→14:30大洞林道終点
→15:35大洞林道ゲート着
17:05温泉発→18:21花園IC通過→19:05太田→20:25小山R4号→20:55自宅着

早出しようと言いつつ。4時くらいに起きたが、当然焚き火はするので、いつもとあまり変わらない時間に出発。
15分も進むと奥新左衛門窪出合となる。"窪"といいつつ結構水量はある。入っていくと、すぐに二股。
ここは左に入る。どちらかというと単調な井戸沢より変化があって楽しい。途中10m滝で行く手を阻まれ、
右岸の高巻きかと思ったが、ザイル持ってきているので直登する事にした。
途中ハーケン2発打ったがそれでも途中から左壁に逃げる感じなった。さらにその先で二俣となるがここは
水量の多い右を選択。 ここで良い香りのする食べられそうなキノコを発見!一応GET!
(歯ごたえあったけどおいしかった) あとは沢筋に沿って詰めあがるが、途中左岸に
動物の踏み跡らしきものをmoto.pさんが発見。

「ガレを登っても危ないから…」
まだ稜線までは高度100m以上あるが踏み跡に入る。。。が結構ここからの登りもきつかった。
(沢筋を最後まで詰めてもOKかも…?)
稜線に何とか出たところは東仙波(2003m)の西に位置する1983mピークのチョイと西。

東仙波山頂で一息入れ、早速 芋ノ窪への下降に入る。東仙波から東に伸びる廃道(赤テープ有り)に少し
入り左に入れば芋ノ窪、と進んだつもりだったが、急に道が明瞭になり、「変だなぁー?」と磁石を取り出すと
いつの間にか和名倉山へ向かう登山道に出ていた。
ここを左に下りたら大変な事になっていた(笑)。東仙波山頂から和名倉山へ向かう登山道を
少し歩いて右に降りるの賢明だろう。

芋ノ窪の下降は特に問題なく滝も4m程度の物が3つほどあるくらい。昔釣り人が入っていたのだろうか?
踏み跡っぽいのもありゴミも散乱、小屋の跡まであった。東仙波山頂から1時間強で早くも惣小屋沢本流出合
に到着。しかしこの沢は暗〜い。きのこも多いが三大猛毒キノコの一つ「ドクツルタケ」も発見!
「これ一本食ったら死ねますよ!どーです ひと口!」 
「いや、結構です!」  と、まだ生存願望があることを確認して(笑) 先に進む.
ムキタケ
ドクツルタケ

惣小屋沢を下降すること20分で焼小屋沢出合、この辺りも沢に浸かる事無く快調に下れる。
遡行図を見ると一箇所ゴルジュがあるのみ。意外と早く戻れそう。。。とゴルジュに入っていく。
先頭を行くmoto.pが巧みに突破していくが10m斜瀑で上、"×"マークを送ってくる。釜は深いし斜瀑なので

「キャニオニング!?」と勧めても「やだよー!」との事
俺もイヤだけど。。。

 ということで、周りを見渡すと左岸側から小さく巻けそう。滝のすぐ脇をクライムダウンし、釜をヘつって突破
成功。moto.pさんを先頭に先に進むが、すぐ先でまたしても"×"マーク!
どれどれ と見てみると「ありゃーこりゃどー見てもダメだわ!」  水が15m垂直に落ちていた。。
懸垂下降も滝の落ち口が狭く、もろに水を被りながらの懸垂になる。
私のルートファインディングでは、一旦2m懸垂下降し、落ち口すぐ左の岩から左岸土手を登って、
その位置から懸垂下降と読んだが、moto.pさんは岩から左岸土手に上がるところが難しくてまずムリだろうと判断。
右岸は30mもある絶壁なので絶望的。ならば、先ほどの10m斜瀑の大きな釜まで戻って大高巻きとかと釜まで
偵察にもどってみたがNG。

 こうなったら、私が最初に選んだルートで行って見るしかない。空荷にしてロアーダウン。左壁に登る段差は
枯れ木を掴み折れないように体重配分を考えながら登ると容易に登れた。潅木に早速ビレイを取り、ザイルを
つないだままザックを受け取りに戻る。懸垂下降できるポイントまでザイルを再び伸ばして、moto.pさんが
トラバースしてくるのを待つ。

 このポイントから滝下までザイルが届くか見えないので、8m程下にある灌木まで降りて確認しよう!
と言う事で、moto.pさんが下降準備。。。

「あれっ!!!エイトカン」  
私が空荷で降りた辺りで落としてしまったようだ。
「戻ります? 一応 ATC持ってますけど…」
「おぉ!じゃーそれで降りる!」と早速下降開始8m程下にある灌木位置から、
「ザイル届くよー!」のコール。 結局この滝の下降で1時間以上費やしてしまった。
後で惣小屋沢の遡行図を見ると、この遡上する時はゴルジュを右岸の大高巻きしていた。実際見た感じも
それしかないような気がする。

ここから先は、右岸や左岸の踏み跡らしきところを歩く。遡行図に描かれているガレを目安に左岸に注目すると
木にしろテープが巻かれているところを発見。すぐに林道か!と思いきや、林道は視界に入らず、ワイヤーロープ
に沿って急斜面を登ると右下に林道終点らしい開けた場所が視界に入った!!!
 
 所々で崩れた林道を歩く事1時間。どーも出発時のやせ細った犬が気になり「あの犬がお迎えに来てたりして!」
なーんて話ながらゲート駐車場に到着。犬はいなかった! Moto.pさんが餌をあたえたお盆みたいな物を発見。
「誰か餌あげてる人居るのかなぁ」なんて着替えていたら、犬が出現!!!
耳をたらして餌を求めてきた。。。私のパンが少し余っていたので、それを与え、犬が食べてる隙に車を走らせた。


P.S:井戸沢は奥深い沢だが、変化に乏しい。今回、奥新左衛門窪に入った事と惣小屋沢ゴルジュの下降をしたことで
   遡行にアクセントが付いた感じ。稜線歩きが少なく密度が濃いので井戸沢遡行はこのルートがお勧めかも!
  尚、惣小屋沢の遡行図はすうじいさんが書かれたものが正確なので参考にしてください。
   (すうじいさんはこんな沢も制覇していたのか。と思うと脱帽です。。。)

moto.pさんの遡行記録へGO!


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