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今夜の番組チェック

2004年7月24,25 清津川釜川右俣

2004年7月24,25 清津川釜川右俣

メンバー:きむひろさん、弘田
装備:ザイル8mm×30m
参考ガイド:上信越の谷105ルート
写真はこちら

きむひろさんとの第3弾の沢登りとして、三国川支流五十沢川下の滝沢か釜川右俣かで悩んだ挙句、
水にドップリ浸かるということで釜川に行く事にした。 釜川右俣の詰めはいろいろルートが取れるが、
横沢右俣に入り小松原小屋近くに出るルートを選択した。

前夜アプローチ
16:30自宅発→(一般道)19:13大間々駅通過→(赤城北面)20:09沼田→(一般道)20:52苗場→21:13湯沢IC
→21:53JR越後田沢駅、(中里村役場仮眠)

釜川へのアプローチだが、大場集落への道と、そこから先の林道が少々複雑な為、きむひろさんとの待ち
合わせ場所を越後田沢駅とした、駅近くに24時間のコンビニ有り。駅のトイレは無人駅なのに綺麗だ(携帯OK)
仮眠はここか、すぐ近くの中里村役場の駐車場が良い。
 釜川沿いの林道ゲートまでは道が複雑なので大場集落付近の地図を用意しておいた方が良い。

初日(晴れ)
5:33越後田沢駅発→6:10林道ゲート、
6:55出発→7:25枝沢下降開始→8:25釜川取水口上部
→9:15釜川右俣左俣分岐→11:30三つ釜→14:35清水沢出合→15:35三ノ沢橋着

大場集落からの林道はCR-Xがギリギリ進める程度の状態。迷いやすいので注意。ゲート手前に車5台程、
ゲートから直角に伸びる道を進むとさらに10台ほど停められるスペース有り。入渓準備をしていると
別パーティが入ってきて
「ひろたさんですか?」
なんと、掲示板に書き込んでくれたエル・ニッポンさんが私の青いCR-Xに気付いて声を掛けてくれた。
いやぁ奇遇です!

 さて、ある記録を見るとゲートから釜川に下る道があると聞いて、沢に下りようとすると、
千葉から来たと言う3人組が、「ここで降りると取水口ではなく、出水口に出てしまうので
林道を少し歩いて、キャタピラーの跡の所から下るんですよ!」との事、
言われた事をそのままエル・ニッポンさんのパーティーに伝えて、林道を歩き出す。しかし、なかなか
"キャタピラーの跡"と言うのが現れない。。。そうすると釜川の枝沢の音が聞こえてきたので、暑さに耐え切れず
「ここ降りちゃおうか!」ときむひろさんと意見が一致。沢を下る。間単に下れるかと思ったが、懸垂一回あり。
残置シュリンゲがあったのでこの沢から下っている奴がいるんだと思うと笑える。
 結構長い事下ってようやく釜川に出た。出発して1時間半もかかってるよ!
釜川の本流の下では、数名のパーティーが本流を上がってきた、エル・ニッポンさんのパーティと思い手を
振る。・・・と思ったら姿を消してしまった。。。いったい何処に行ってしまったんだろう???

 ここから釜川を少し歩くとすぐに30m程のトロ。いきなり泳ぎで行くかとも考えたが、ここは容易に右を巻く。
これを過ぎると巨岩帯の突破になる。極力沢の両端を進んだ方が良いのだろうか?我々が進んだルートは
いきなり泳いで岩に取り付き、ショルダーで岩超えがあった。。。いきなり核心か!という感じ。

 数百mにも及ぶ巨岩帯を超えると釜川右俣左俣の分岐。ここを右に進むと釜を持った小滝、
ここは釜にドップリ浸からずに行けるが滝の登りでシャワー。2つ目の釜を持った滝は右ルンゼを小さく巻く。
つぎのF1 5mは、釜の手前では奥の様子がわからない為、水流右側を泳いで取り付く。しかし、そこから先が
ツルツルであえなく引き換えして左岸を小さく巻く。
落ち口に出て、登れなかった壁を滝上から写そう!とカメラを取り出すが電源が入らない!!!
ビニール袋に入れて縛っておいたのだが、よく見ると袋に穴が・・・
 しかたない、きむひろさんのカメラに頼るしかない。。。
こちらはF2 5m滝

右俣の第2ゴルジュは20mトロで始まる。腰、胸、結局泳いで右壁に取り付く。途中尺イワナが悠々とトロを
逆方向へ泳いでいった。。。やっぱここは大物がいそうな気配がしていたんだ。。。
蛇のようにくねるゴルジュ内の小滝をドップリ水に浸かりながら進んでいくと正面にスラブ帯が見えてきた。
「そろそろ三ツ釜かなぁ〜」なんて言っていたらいきなりそいつは現れた!

ガイドに掲載されている写真は右壁をヘつっているが、左壁も容易にへつって三ツ釜にいけるし、実は水深も
そんなに深くないので腰まで浸かれば中央突破で三ツ釜に到着だ!三ツ釜で記念写真を撮っていると、
千葉から来たと言う3人組がやってきた、
「キャタピラなんて言ったけど、見つかりました?言った自分も見つけられなくて・・・」との事。。。
やっぱ我々も適当に降りておいて正解だったわけだ。

ここはお先に行かせていただく。。。三ツ釜は2段滝で下段は水流右のリッジを登る。"フリクションを利かせて"
とガイドにあるが、細かいホールドは多数あり何の問題も無い。このリッジを下段の落ち口の高さまで直登
したら落ち口に向かってトラバースして1段目を終了。
2段目は水流左に渡りナメをそのまま気合で直登して三ツ釜を終了する。3人組は1段目を右のリッジで登り
2段目はそのまま右側を巻いて上がってきた。
三ツ釜の上でヤド沢と分岐。ここを左に入る。100mも進むと、大きさ、傾斜、釜の深さとウォータースライダーに
もってこいのナメ滝が現れる。まっ、夏だしー!

「きむひろさん!ここウォータースライダー出来るよ!!!」
「えっ!ここ!?」
「じゃぁ写真お願い!」

とザックを置き早速突入!「ヤッホー!」 ザッッポン!!!
「きむひろさんもやってみなよー面白いよ!」
と半分強制的にやらせる!
「今度は頭から行ってみようか!」と思ったが38なのでやめとく
自分は面白すぎて2回もやってしまった!

このあと再びゴルジュになっており、残置ハーケンなんかもある滝があるようだが、全く気付かなかった。
このあたりできむひろさんのデジカメも息絶える。
清水沢出合直前のF7 12m滝はガイド無視の左岸巻きをやろうとしたら行き詰ってしまい懸垂で降りる。
残置シュリンゲがあったので、同じ過ちを犯したパーティがいたのだろう。で、「じゃぁ右岸は?」
見てみるが3+から4級の登りというような4m壁。「これかい?!」って感じだ。巻けないと終わるので気合で直登。
きむひろさんにはシュリンゲを出す。登ったら今度は懸垂下降らしいが、木をうまく利用してザイルを
出さずに沢に降り立つ。(15mの懸垂とガイドにあるがせいぜい7mくらいかな)
F9の12m2条滝はガイドとは違いというより最初からほとんど見ていない(^^)ヾ 2条の"右の水流"
裏側をくぐり"左の水流"をシャワー突破とルートを読み、早速釜の右側をヘつって取り付いてみると、
予想以上に"右の水流"の裏側のスペースが無い。
ほとんど真上から水を被る感じ。ちょいと躊躇したが"まぁ夏なので"四つん這いになって行ってみる。 

えぃ!  ドドドドォッー! せ・背中がぁぁ重ぉーい!

水流で全く前が見えず、まともに水流を喰らったままホールドを手探りで探す。

・抜けたぁー

そのまま左の瀑心をシャワークライムし、滝の中段で今度はきむひろさんの突破を見守る。
きむひろさんも突っ込む! おぉぉぉー凄すぎる、見てるだけでも凄い!
きむひろさんも水流をまともに浴びながらホールドを探す。

あっ!  ドォッポーーン!

2m下の釜に飛ばされてしまった!!!

幸い、釜は足がつかないくらい深くきむひろさんは泳いで滝壷から脱出、怪我も無い模様。
きむひろさんはそのまま滝の左側を登り中段でシュリンゲを出してA0で私のいるところまで登ってもらった。

「いやぁ凄いもの見させてもらったよ!」

F9の12m2条滝も中段まで上がってしまえば後は3級+の登りで突破できる。
ここをすぎると釜川の核心部はほぼ終了。立派な三ノ沢橋が見えてくる。"清水沢をすぎればビバーク適地
は不自由しない"と書かれてあるが、既に整地済みのテン場は全く見当たらず。三ノ沢橋の真下でテント
を張る。
 撒きを集めていると、3人組がやってきた。

「凄いですねーやっぱ若いとパワーが違うなぁ」と言うので
「38なんですけど」と言ったら
「・・・俺36・・・」
若く見られるって う・れ・し・い (笑)

彼らは橋の上の林道で幕営するとのこと。

夜は、デジカメを必死に暖めるが次の日もカメラは復活しなかった


二日目(曇り雷雨)
6:45三ノ沢橋発→7:30横沢二股→8:10横沢奥の二股→(横切る登山道に気付かず詰め上げてしまった)
10:35稜線(稜線で方向を間違えロス)11:45小松原小屋→12:55林道→14:00ゲート駐車場着
 16:15瀬戸口温泉発→16:41湯沢IC→(高速)17:07沼田IC→18:02大間々駅→20:07自宅着
 

出発準備を整えてると 「オッハー!」 と橋の上から3人組のリーダー(千葉県の山岳会との事)。
メンバーの一人がバテ気味なので、このまま林道を戻るとの事。
我々は先に進む。
しばらく河原状を進むとF11 15m3段滝が現れる。この滝は一番上の段が結構立っていて神経を使う。
掴んだら外れる岩もあったので注意。きむひろさんにはシュリンゲを出す。
この滝を越えるとすぐ横沢右俣左俣の二股になる。ガイドでは左に入っているが、我々は右俣を進む。
30分から40分ほど登ると"横沢奥の二股"が現れここをさらに右に入る。
これを詰めれば小松原小屋のすぐ近くに出る。
5分ほど進むとハイライトといってもいい3段50m大滝がドドーンと現れる!写真が撮れないのが悔しい!
この滝は上に登る程簡単だ!下段は直登不可能で右から小さく巻く。潅木も無くスリップしやすいので注意。
2段目は水流左の小ルンゼを残置シュリンゲを利用して直登(W)
3段目はそのまま水流左を直登する。フリーで登ったが初心者は高度があるのでザイル出した方が良い。

この滝を直登すると突然カミナリが鳴り出し直後に土砂降りの雨。。。50m滝登っている時でなくて良かった。
真上でカミナリがなっている間10分ほど停滞し、再出発。。。そしてここで大間違いを犯してしまったのだ。
実はこの沢筋を詰めた場合、稜線に出るのではなくて、登山道が沢を横切っているのだ!
(1/25000地図を良く見てください!)
それに我々か気付かず、沢を最後まで詰めあがってしまった! ラスト30分は笹ではなく竹?と思わせる
ような猛烈な藪コギで稜線登山道(日陰山山頂付近)に出た!
ここでさらに大きな過ちを犯してしまう。。。"登山道にでたら右"と思い込んでいた為、磁石も見ずに霧ノ岳
方向に歩いてしまう。。。ピーク二つ取った所で、登山者に合い逆方向に歩いていた事を知ったのだ!
何でだ、何でだ???と自問自答しながら戻る。そして沢を横断したとき
「あっ!この場所見た!!!」とすべてがこの時解決したのだった。。。

小松原小屋は非難小屋だが綺麗。水はすぐ近くを流れる小沢で汲める。小松原湿原は木道が続いていて
非常に歩きやすい。再びカミナリの音が聞こえてきたので一気に林道まで出た。ここから1時間、
途中カミナリに追いつかれ再びビショ濡れでゲートに到着。幸い雨は一旦収まっているうちに着替えを済ませ。
瀬戸口温泉に向かう。



P.S:釜川右俣は泳ぎが多く夏がお勧め、詰めのルートはいろいろ取れるが、我々が通ったルート
   が大滝も直登出来お勧めだ。我々はルートを間違ったので時間がかなりかかってしまったが、
   三ノ沢橋から小松原小屋まで3時間見ておけばよいと思う。
   最後に、釜川本流に出たとき遭遇したパーティはやはりエル・ニッポンさんのパーティだった。
   直後に事故があり、撤退されたとの事。一日も早い怪我の回復を願ってます。


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